イタリア発の人気ブランド、Sonus faber(ソナス・ファベール)について
アイキャッチ画像引用元:Sonus faber公式ウェブサイト
楽器形スピーカーの中でも有名なSonus faber(ソナス・ファベール)。有名なのはCREMONA(クレモナ)やフラッグシップモデルでもあるAIDA(アイーダ)ですよね。オーディオランドでも先日、クレモナやアイーダを販売させていただきました。
ソナス・ファベールの創始者といえばFranco Serblin(フランコ・セルブリン)氏ですが、同氏はソナス・ファベールを世界的な有名ブランドにした後、会社を離れ自身のブランドを立ち上げます。それが自分の名を冠したFRANCO SERBLIN(フランコ・セルブリン)というブランド。こちらも人気モデルを多数輩出しています。今回は、イタリア発祥の人気ブランド、「Sonus faber」と「FRANCO SERBLIN」についてお話しさせていただきたいと思います。
画像引用元:株式会社ノアホームページ
Sonus faber社について
ソナス・ファベール社は、1980年に北イタリアの町ヴィチェンツァで創業されました。ラテン語で「音の工房」を意味するその社名に相応しい仕事場は、自家ワイナリーに囲まれた静かな空間で、精密な木工技術と感度の高い職人の技巧により創造性豊かなオーディオ製品を生み出しています。
創業者のフランコ・セルブリン氏が2005年に同社を去るまでは、小規模な工房で芸術品のようなスピーカーを生産していました。しかしその後に大きな資本が入り、フランコ・セルブリン氏を師と仰ぐパオロ・テッツォン氏に引き継がれます。それ以降、価格帯も幅広いラインナップが発表され、世界中でいっそう高い評価を受けるブランドに成長しています。
ちなみに日本のデビュー作は1988年発表のELECTA AMATOR(エレクタ・アマトール)で、その後も色々なモデルを登場させ高い人気を維持しています。ソナス・ファベールの代表作といえば、Guarneri Homage(ガルネリ・オマージュ)ですよね。そこからAMATI HOMAGE(アマティ・オマージュ)、CREMONA(クレモナ)シリーズ、そしてSTRADIVARI HOMAGE(ストラディヴァリ・オマージュ)になってくると思います。その間にも不朽の名機ガルネリ・オマージュへの賛辞を表すGUARNERI MEMENTO(メメントはラテン語で「記憶に留めるべきもの」)を発表したり、CREMONAがCREMONA Mになったりと進化を遂げてきました。
画像引用元:Sonus faber公式ウェブサイト
Sonus faberのモデル
AIDA(アイーダ)・AIDA 2(アイーダ2)
2012年に発売されたAIDA(アイーダ)。ソナス・ファベールのフラッグシップとしてデビューしたそのスピーカーシステムは、長年培われた技術の集大成として生まれた渾身の作品であり、多くのオーディオファンから高い評価を獲得しました。イタリアを代表するオペラの名前を冠したアイーダはイタリア統一150周年への祝意も込められています。
それから7年、ソナス・ファベール社は創立35周年を迎えました。これまで数々の名機を生み出してきた同社は、先進的な技術革新と音響工学を基に細部を見直し、新生「アイーダ2」を発表します。大型スピーカーでありながらも優雅でハイセンスな外観は変わらずに、内部構造を新設計し最新のユニットや部品等を採用したアイーダ2は最高級スピーカーシステムとしてソナス・ファベールの新たな歴史を刻んでいます。
アイーダ2は、初代アイーダで用いられたバスレフ・ポートチューニングシステム「ステルス・リフレックス」を発展させたバスレフシステムを搭載。低音域の拡張、バスレフダクトから発生する余分なスプリアス振動を取り除くことでノイズを最小化する特許技術「ステルス・ウルトラフレックス」を投入しています。
アイーダ2は3.5ウェイ・システムで、フロント・バッフルにツイーター、ミッドレンジ、ウーファー2本、底面にサブウーファーを備え、背面にはツイーターとミッドウーファー2本で構成されるサウンド・シェイパーを装備しています。
【AIDA 仕様】
●形式:3.5ウェイ4スピーカー+2ウェイ2スピーカー(フロア型スピーカー・システム)
●ユニット構成
ツイーター:29mmドーム型
ミッドレンジ:180mmコーン型
ウーファー:220mmコーン型
スーパーウーファー:320mmコーン型
サウンドシェイパー用ツイーター:29mmドーム型
サウンドシェイパー用ウーファー:120mmコーン型
●再生周波数帯域:20~35000Hz
●能率:92dB/W/m
●定格インピーダンス:4Ω
●クロスオーバ周波数:55Hz・180Hz/250Hz/3000Hz
●推奨アンプ出力:100W~1000W
●寸法・重量:W482mm×D780mm×H1725mm・165kg
●梱包:1本1梱包(木箱入り)
【AIDA2 仕様】
●形式:3.5ウェイ5スピーカー+2ウェイ3スピーカー フロアスタンディング型
●使用ドライバー・ユニット
高域:28mmアローポイントDADシルク・ ソフトドーム型(H28 XTR-04)
中域:180mmコーン型(M18 XTR-04)
低域:220mmコーン型×2 (W22 XTR-12)
スーパーウーファー:320mmコーン型 (SW32 XTR-08)
サウンド・シェイパー高域:29mmアローポイントDAD シルク・ソフトドーム型(29 XTR2)
サウンド・シェイパー中・低域:80mmコーン型×2(M8 XTR)
●クロスオーバー周波数:55Hz / 150Hz / 200Hz / 3kHz
●周波数特性:18Hz ~ 35000Hz
●出力音圧レベル:92dB / W / m
●公称インピーダンス:4Ω
●推奨アンプ出力:100W ~ 1kW(クリッピングなし)
●スピーカー端子:トライワイヤリング対応
●寸法:幅482×高さ1725×奥行780mm
●重量(1本):165kg
●キャビネット仕上げ:Wenge / Red (ハイグロス・フィニッシュ)
画像引用元:Sonus faber公式ウェブサイト
Lilium(リリウム)
2014年に発売されたLilium(リリウム)はフラグシップモデル「AIDA」をベースに、より身近で扱いやすいスピーカーを目指して開発されたモデルです。アイーダの開発思想を引き継ぎつつ、特別限定モデル「Extrema」(エクストリーマ)の開発過程で培われた技術も搭載されています。
ステルス・リフレックス・システムによる非振動ベンデッド・ボックスのメインエンクロージャーに、Z.V.T.(ゼロ・バイブレーション・トランスミッション)技術を用いたパッシブラジエーター用のウーファーエンクロージャーを相互干渉を抑えられるように分離して直角配置しています。
【仕様】
●形式:3.5 ウェイ 6 スピーカー、パッシブ・ラジエーター付、 フロアスタンディング型
●使用ユニット:
<ツイーター>28mm 口径 DAD 付ソフトドーム型
<ミッドハイ>180mm 口径ファイバー・コーン型
<ミッドバス>180mm 口径ファイバー・コーン型×3
<ウーファー>260mm口径コンポジット・コーン型
<パッシブ・ラジエーター>260mm口径コンポジット・コーン型
●クロスオーバー周波数:80Hz / 250Hz / 2.5kHz
●周波数特性:20Hz ~ 35kHz(ステルス・リフレックス含む)
●出力音圧レベル:92dB SPL(2.83V/m)
●公称インピーダンス:4 Ω
●推奨アンプ出力:100 ~ 800W(クリッピングなし)
●スピーカー端子:トライワイヤリング(MID HIGH / LOW / DEEP LOW)、バナナプラグ対応
●外形寸法:幅 491 ×高さ 1600 ×奥行き 705 mm
●重量:103kg / 本
●キャビネット仕上げ:Red、Walnut(グロス・フィニッシュ)
●希望小売価格:8,800,000 円(税別・ペア)
Cremona(クレモナ)
北イタリア、ロンバルディア地方の中央に位置する街のクレモナは、歴史上ガルネリ、アマーティをはじめ数多くの楽器職人を輩出しています。フロアスタンディング型3ウェイ4スピーカーシステムのCremona(クレモナ)は、ソナス・ファベールがこの『音の都』を讃えて命名したモデルです。
キャビネットには、オマージュシリーズでその真価が認められたリュート型を採用することで、共振や内部定在波を効果的にコントロールしています。ドライバー・ユニットもクレモナ独自の設計となっており、その位相特性を最適化する為にクロスオーバー・ネットワークの完成度も一段と高められています。
【仕様】
●形式:3ウエイ4スピーカーシステム(リア・バスレフ型)
●使用ユニット
低域:180mmハードペーパー・スライスト・コーン型×2
中域:150mmハードペーパー・スライスト・コーン型
高域:29mmソフト・ドーム型
●再生周波数:32Hz~40kHz
●インピーダンス:4Ω
●出力音圧レベル:90dB/W/m
●クロスオーバー周波数:00Hz/3.5kHz(6dB/oct)
●入力端子:シングル・ワイヤリング
●外形寸法:220W×1050H×410Dmm(本体) / 300W×1100H×460Dmm(ネット・スパイク等装着時)
●重量:36.8kg
●仕上げ:メイプル、メイプル・グラファイト
Cremona M(クレモナM)
2002年3月に発売されて以来、5年を超えるロング・セラーを続けてきたCremonaがオマージュ・シリーズの最新テクノロジーを搭載して進化したのがCremona Mです。使用ユニットの一新からスパイクに至るまでとことんデザイン設計を見直し、初代クレモナがもつ豊かなサウンドに、より幅広い高域と明瞭な輪郭の低域が加わっています。
【仕様】
●形式:3ウェイ4スピーカー・フロア型(リア・バスレフ)
●キャビネット:20枚の厳選ウッド・シートからなる積層材を使用したリュートシェイプ・キャビネット
高域:25mm口径リング・ラジエーター付きドーム・ツィーター
中域:150mm口径コーン型スコーカー
低域:180mm口径アルミ・マグネシウム合金コーン型ウーファー
●クロスオーバー周波数:400Hz・2300Hz
●出力音圧レベル:91dB/W/m
●公称インピーダンス:4Ω
●推奨アンプ出力:50W~250W
●周波数特性:40Hz~30kHz
●寸法・重量:W350mm×H1120mm×D565mm・36.5kg(スパイクを実装した状態での寸法)
●仕上げ:メイプル・グラファイト
画像引用元:Sonus faber公式ウェブサイト
IL CREMONESE(イル・クレモネーゼ)
IL Cremonese(イル・クレモネーゼ)は最上級シリーズ「オマージュコレクション」のラインナップのひとつで、同ラインナップモデルのアイーダやリリウムで採用された革新的な技術がふんだんに取り入れられた3.5ウェイ・フロアスタンディング型のスピーカーシステムです。
その名は、名工「アントニオ・ストラディヴァリ」と、2015 年に誕生300周年を迎えたその最も有名な作品の一つ「イル・クレモネーゼ」を讃えて名付けられています。
2016年に発売されたイル・クレモネーゼはその圧巻のサウンドが認められ、オーディオ銘機賞2017『銀賞』を獲得しました。使用されている各ユニットやネットワーク、そしてキャビネットなどは従来からの技術の延長線上にありますが、25Hz~80Hzを持つスーパーウーファーが搭載された点は革新的であり、超低域方向への伸張に優れたモデルです。外観はオマージュ・トラディションなどと同様にハイグロス・ラッカー仕上げが施されており、上級モデルならではの手の込んだ艶やかな光沢仕上げになっています。
【仕様】
●形式 :3.5ウェイ・6スピーカー
●使用ユニット
ツィーター :28mm ドーム型
ミッドレンジ :180mm コーン型
ウーファー :180mm コーン型×2
スーパーウーファー:220mm コーン型×2
●クロスオーバー :80Hz/250Hz/2.5kHz
●出力音圧レベル :92db
●公称インピーダンス:4Ω
●スピーカー端子 :バイワイヤリング
●外形寸法 :W399 × H1450 × D622
●重量 :84kg
●仕上げ :Red、Walnut、Wenge
画像引用元:Sonus faber公式ウェブサイト
HOMAGE Tradition(オマージュ・トラディション)
1993年にオマージュ・シリーズの初代GUARNERI Homage(ガルネリ・オマージュ)が誕生しました。ガルネリ・オマージュは、極限までポイントソースに近い音場を生み出す理想的なコンパクト・スピーカーです。
(写真下:ガルネリ・オマージュ)
1998年に発売されたAmati Homage(アマティ・オマージュ)は、低域周波数スペクトラムの放射面積を拡大することで、オーケストラのクレッシェンドをよりリアルに再現し臨場感あふれるサウンドを再生するスピーカーとなりました。
そしてさらに5年後、ソナス・ファベールの不断な探究心から平面バッフル方法論が生まれ、これを取り入れたSTRADIVARI Homage(ストラディヴァリ・オマージュ)が完成しました。
現在では「オマージュ・コレクション」の新シリーズとして2017年に発売された「オマージュ・トラディション」があります。90年台に発売しソナス・ファベールの代表的なスピーカーとなった「Amati Homage」や「Guarneri Homage」のDNAを受け継いでいるのがこのオマージュ・トラディションです。オマージュシリーズの第4世代となるオマージュ・トラディションには、「Amati Tradition(アマティ・トラディション)」、「Serafino Tradition(セラフィーノ・トラディション)」、「Guarneri Tradition(ガルネリ・トラディション)」の3機種がラインナップしています。
このシリーズは、楽器制作の巨匠とも言うべき先人達へのオマージュ(讃辞)となっており、イタリアで弦楽器の名工一族として高名なアマティ、ガルネリの名前がつけられています。そこに新たに、サント・セラフィーノを称えて名付けたセラフィーノ・トラディションが追加されました。
「オマージュ・トラディション」シリーズのモデルは、先進的なイル・クレモネーゼの特性に加え、1990年代のアマティ・オマージュ、ガルネリ・オマージュといった銘機の伝統(トラディション)を後継するスピーカーとなっています。オマージュ・トラディションの3機種に共通するのは、リュート型のキャビネットデザインです。両サイドがなめらかな曲面になっており、リリウムのデザインとフュージョンしています。
「Guarneri Tradition(ガルネリ・トラディション)」
ガルネリ・トラディションは専用スタンド付属の2ウェイ・ブックシェルフ型です。高精度なサウンドは低域方向の伸びもこのクラスとして十分発揮しています。声楽では息継ぎや子音のアクセントが目立たずナチュラルな印象です。ダクトノイズは小さく、安心して楽しむことが出来ます。
【仕様】
●型式:2ウェイ2スピーカー、リア・バスレフ方式
●ユニット
トゥイーター:アロー・ポイントDAD 28mmムービング・コイルドライバー
ウーファー:ウルトラ・ダイナミック・リニアリティ150mm口径ネオジムマグネット
●クロスオーバー周波数:2.5kHz
●周波数特性:40Hz~35kHz(ステルス・リフレックス含む)
●入力感度:87dB SPL(2.83V/1m0)
●公称インピーダンス:4Ω
●推奨アンプ出力:30~250W(クリッピングなし)
●サイズ:本体239W×377H×400Dmm、専用スタンド設置時300W×1135H×400Dmm
●質量:本体16kg、専用スタンド14kg
「Serafino Tradition(セラフィーノ・トラディション)」
セラフィーノ・トラディションは、3.5ウェイ・フロア型モデルです。ガルネリ・トラディションと比較すると全体的に低域方向にサウンドのゆとりが感じられます。ピアノで例えると、ガルネリ・トラディションのサウンドがアップライトピアノとすると、セラフィーノ・トラディションはグランドピアノのような優雅さがあると言われます。弦楽合奏のヴァイオリン群のサウンドはマイルドで温和な印象です。
【仕様】
●型式:3.5ウェイ4ピーカー、リア・バスレフ方式
●ユニット
トゥイーターアロー・ポイントDAD28mmムービング・コイルドライバー
ミッドウーファーウルトラ・ダイナミック・リニアリティ150mm口径ネオジムマグネット
ウーファー:サンドウィッチ構造180mmダイアフラムコーン×2
●クロスオーバー周波数:80Hz/250Hz/2.5kHz
●周波数特性:30Hz~35kHz(ステルス・リフレックス含む)
●入力感度:90dB SPL(2.83V/1m)
●公称インピーダンス:4Ω
●推奨アンプ出力:80~350W(クリッピングなし)
●サイズ:396W×1091H×510Dmm
●質量:52kg
「Amati Tradition(アマティ・トラディション)」
アマティ・トラディションもセラフィーノと同じく3.5ウェイのフロア型です。上部2ウェイ部はセラフィーノと同じですが、ウーファー部がはっきりと変わっており、アマティは口径22cmのウーファーを採用しています。ピアノ音楽では、セラフィーノを明らかに超越した迫力とスケール感を実現しています。声楽、弦楽合奏は確実にソナス・ファベールの伝統を継承しているのが伺え、特にコントラバスの響きと音色は他社にはない独自のサウンドを奏でます。
【仕様】
●型式:3.5ウェイ4ピーカー、リア・バスレフ方式
●ユニット
トゥイーターアロー・ポイントDAD 28mmムービング・コイルドライバー
ミッドウーファーウルトラ・ダイナミック・リニアリティ150mm口径ネオジムマグネット
ウーファー:サンドウィッチ構造220mmダイアフラムコーン×2
●クロスオーバー周波数:80Hz/250Hz/2.5kHz
●周波数特性:28Hz~35kHz(ステルス・リフレックス含む)
●入力感度:90dB SPL(2.83V/1m)
●公称インピーダンス:4Ω
●推奨アンプ出力:100~500W(クリッピングなし)
●サイズ:411W×1170H×540Dmm
●質量:61kg
画像引用元:FRANCO SERBLIN 公式ページ
Franco Serblin(フランコ・セルブリン)
フランコ・セルブリン氏はソナス・ファベール社の創設者であり、同社を世界的な有名ブランドにした設計者です。フランコ・セルブリン氏は、ソナス・ファベールをファンドに売却した後、ソナス時代から最大の愛弟子であり娘婿であるマッシミリアーノ氏と二人で「フランコ・セルブリン」ブランドを立ち上げました。
デビュー作品は2010年に発売されたKtema(クテマ)で、ステレオサウンドの表紙を飾るほど話題になりました。それから1年後の2011年、唯一無二の存在で大人気モデルとなったAccordo(アッコルド)が発表されます。発売から10年以上経過した今も、アッコルドは人気を高く維持しています。
フランコ・セルブリン氏は、2013年に76歳で永眠されました。その後会社を引き継いだのは、立ち上げから携わってきた愛弟子のマッシミリアーノ・ファヴェッラ氏です。マッシミリアーノ氏によって発表されたのがアッコルドの廉価モデルであるLIGNEA(リネア)。リネアはフランコ氏が存命中にデザインしていたモデルで、マッシミリアーノ氏によって最終的に完成されました。
画像引用元:FRANCO SERBLIN 公式ページ
Accordo(アッコルド)
調和を意味するAccordo(アッコルド)はスピーカー全体の「調和」がフランコセルブリン氏の類い希な高い感性を表現している、このスピーカー最大の特徴です。本体とスタンド部は、デザイン面からだけではなく音響的にも、また技術的にも切り離すことの出来ないものとなっており、スタンド内部にはクロスオーバーネットワークが内蔵されています。それは小型ながらもスピーカー内部の容量を極限にまで活かした設計であり、豊かな響きの魅力的なサウンドを獲得しています。スタンドの底板はアルミ製で、支柱本体は硬質積層板製仕上げとなっています。イタリア製の高級家具にも調和するまさに芸術品のようなスピーカーです。
【仕様】
●構成: 2ウェイ・コンパクトスピーカー スペキュラーデザイン(反射鏡面デザイン)
●キャビネット: 超剛性アーチ型、ウォルナット無垢材とアルミニウム・マグネシウム合金板との分離構造
●スタンド: クロスオーバーネットワーク内蔵のための特別設計
●ツイーター: 29mm シルクドーム型(ラグナー・リアン設計)
●ミッド・ウーファー: 伝説の150mmカスタムメイド・スライスド・ペーパーコーン型、対称ドライブモーターシステム
●クロスオーバー: -6dB/oct、コヒーレント位相、正確なサウンドステージ・フォーカス
●周波数特性: 40Hz~33kHz
●クロスオーバー: 2kHz
●インピーダンス: 4Ω
●能率: 87dB/W/m
●スピーカー本体寸法:W190×H360×D360mm
●スタンド寸法:W380×H740×D400mm
●スタンドを含めたトータルの高さ:1,100mm
●重量: 本体:8kg スタンド:8kg
●仕上げ: ウォルナット無垢材&クロムアルミニウム合金(本体部分)
●硬質積層板&クロムアルミニウム合金(スタンド部分)
画像引用元:FRANCO SERBLIN 公式ページ
LIGNEA(リネア)
巨匠、フランコ・セルブリン氏は生前に数多くのデザインアイディアをスケッチに残していました。マッシミリアーノ氏は、偉大な師匠フランコ氏への深い尊敬を形にすべく、師匠のスケッチを基に数年を費やして完成させたのが、このLIGNEA(リネア)です。
2017年12月に発売されたリネアは継承者であるマッシリミアーノ氏のデビュー作となり、以前から同ブランドを知っている世界中のオーディオファンから注目を集めました。
リネアのキャビネットは音響的に計算された平行面のないデザインで、多数の木製パーツを組み上げる手法で作られています。これにより背面は複雑な曲線を描いており、容積の小さなキャビネットからふんわりと温かみのある木の響きを艶やかに奏でる設計となっています。バスレフポートを装備し、ドライバーユニットの背圧を調整しています。メインキャビネットの木材には楽器にも用いられる音響特性に優れたTiglio(ティリオ)という素材を使用しています。エンクロージャーは、小さくてどこかかわいさもある積木細工のように手の込んだ構造が特徴です。
【仕様】
●型式:2ウェイ2スピーカー・フロアスタンディング・バスレフ型スピーカーシステム
●使用ユニット:27mmシルク・ソフトドー ム型ツイーター、110mmコーテッド・ペーパー・コーン型ウーファー(カスタムメイド・ユニット)
●クロスオーバー周波 数:2kHz
●周波数特性: 58Hz~36KHz
●出力音圧レベル:83dB/W/m
●インピーダンス:8Ω
●寸 法/質量:W500×H1050×D295mm/16kg
●スピーカー端子 シングルワイヤ端子
●キャビネット仕上げ ウッド色
画像引用元:FRANCO SERBLIN 公式ページ
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これまで大切にしてきたオーディオだから、信頼出来る会社に高く買い取ってもらいたい。
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