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イコライザー(EQ)は必要?周波数を知って音を良くしよう!

最近iPhoneにも「イコライザ」の設定があり、好みに合わせて最適な音域の出力を簡単に変更できることを知りました。
クラシック、ジャズ、ロック、ボーカル強調、低音強調などの選択肢の中から、お好みの音質で音楽を楽しめるのです。
同じ曲でいろいろな設定を試してみると、たしかに柔らかい質感やクリアで透き通った音で再生されたり、音のチューニングが創り出す曲の表情の違いを実感することができます。

ハイレゾ音源だとか再生機器のスペックや環境など、たくさんの要因によって音楽の聞こえ方はもちろん違ってきますが、音のチューニングも大切な要素です。
家庭用のオーディオ機器だと、しぼりを少し変更するだけで求めていた生き生きとした音を得られるのに他の要因を検討していたりということがあるかもしれません。
今回はオーディオから奏でられる音にスパイスを与えてくれるイコライザーについての記事です。

イコライザーとは?

イコライザーの画像
イコライザーは、ある特定の周波数の音の出力を調整する機器のことです。
オーディオ機器をはじめ、キーボードやエレキギターなどの電気楽器、ミキサーなどのDJ機器、録音をするPA機器で使われています。
ノイズやハウリングを防止する(ピーキング・タイプ)という面もありますが、繊細な音域のミキシングでより聞きやすく美しい、あるいは臨場感のある音楽体験を演出する(シェルビング・タイプ)という役割もになっています。

・中音域を上げその他の音域を下げてボーカルの歌声を目立たせる。
・高音域を下げて作業用BGMとしてナチュラルな空気感を演出する。
・あまり音量が出せない環境の中で低音域を強調して楽しむ。
など様々な用途に適した音作りをすることができます。

録音と出力、原音主義の限界

少し掘り下げた話をします。
過剰なイコライザーの調整は不自然な音になる、他の機器に影響が出る、原音のままが良い、というご意見があるのはもっともです。
しかし録音された音源を調整せずにそのまま再生して、録音をしたその場にいる音を100%再現できるわけではありません。

例えばS席で聞くオーケストラのホールでの演奏は、音が前から押し寄せてきて、息遣いや弦を跳ねる音などの繊細な空気感がホールの反響ととも耳に入ってきます。
それを録音するのは中央のマイクと、中央のマイクでは拾いきれない音を拾うサブのマイク数個です。
切り取った音を重ねて違和感の無いように加工されデジタルデータとしてテレビで放送されたり、CDとして私たちの元に届きます。
そして私達が再生するオーディオ機器は正面からサラウンド再生だったり、左右2箇所から異なる音を感じるステレオ再生だったりします。
もちろんそれを見越して音響エンジニア様はミキシングしてくださっていますが、その場のライブ演奏での音の伝わり方とオーディオ機器から出力される音の伝わり方は、全く別物になっていますよね。
さらに部屋の造りやスピーカーの位置、オーディオ機器のクセで音の聞こえ方は変わってきます。

このように、正確で原音に近い良い音とオーディオ機器として再生したときの良い音は少し違ってきます
様々な環境の中で、より聞きやすくその場の環境に適した音色にトーンコントロールしてくれるのがイコライザーです。

オーケストラの画像

しかし最初からイコライザーに頼るのはおすすめしません

まずは、試聴用のお気に入りの曲とオーディオ機器の本来奏でている音を自分の中で掴むことが大切です。
最初からイコライザーに頼ってしまうと、フラットな音質そのものがわからなくなりチューニングで混乱してしまうからです。
そうなってからルームチューニングなどで味付けしようとしても音の基準がぶれぶれの状態に後付けしているのでうまくいきません。
素材の味がわからなければうまく味付けできませんよね。
イコライザーはスピーカーの実力不足もカバーしてくれますが、音に添加物を効かせたファーストフードのような面もあります。
素材ひとつひとつに目配りをして本来の持ち味を最大限に引き出すことができたら、イコライザーでは得られない特別なサウンドもあると思うのです。
それにはリスナー側にもそれなりの努力が必要ですが。

また、イコライザーを使いすぎるとオーディオ機器本来の持ち味が霞んでしまったり、ノイズや歪みの原因にもなります。
イコライザーの調整は、基準のフラットな音を補う程度に留めておくことが自然で良い音に出会えるこつです。

イコライザーの種類

イコライザーは大きくわけて3種類に分類することができます。
音響の業界では良く、無調整の状態をフラット、音を減衰することを「カット」、音を増強することを「ブースト」と表現しています。

グラフィックイコライザー

KLARK TEKNIK ( クラークテクニック ) / DN370キャプチャ画像引用元:KLARK TEKNIK

可変できる特定の音域を、●ヘルツ〜●ヘルツといった具合にいくつか分割をしてカットやブーストをするイコライザーです。
簡易的なグラフィックイコライザーは一般的なコンポやカーステレオ、冒頭でお伝えしましたiPhoneにもデフォルトで搭載されています。

パラメトリックイコライザー

イコライザーの画像
可変できる高音域(HIGH)・中音域(MID)・低音域(LOW)の3つの項目をきめ細やかに調整することができるイコライザーです。
中音域(MID)はさらにHI-MID・LO-MIDと分けられたタイプもあります。
軸になる周波数を指定して、その指定した範囲の音域を増強したり減衰したりします。

ハイパスフィルター(ローカットフィルター)/ローパスフィルター(ハイカットフィルター)

こちらはイコライザーの名前はついていませんが、設定した値より高い周波数の音をそのまま出力し設定した値より低い周波数の音を除去する、又は設定した値より低い周波数の音をそのまま出力し設定した値より高い周波数の音を除去するために使います。
不要な音域をカットしたり、音域にスペースを作り音を重ねるなどの用途が多いです。

イコライザーを調整する上でおさえておきたい周波数のあれこれ

グラフィックイコライザーの画像

音の違いは周波数の違い

高い音と低い音は同じ音なのになぜ違って聞こえるのか、それは周波数の振動が異なっているからです。
周波数とはざっくりご説明すると1秒間に繰り返される波の数です。
水面に滴を落としたときの波紋をイメージするとわかりやすいですね。
高い音は1秒間の中で確認できる波が多く、低い音は波が少ない、これが音の高さの違いになります。
イコライザーはこの周波数の違いを認知して音を調整します。

低音・中音・高音、3つの周波数

人間が聞き取れる音(可聴周波数)は低い音で20Hz、高い音で15〜20kHz(高い音は個人差があり年齢に比例して衰える)と言われています。
また人間の音の感じ方は、同じ大きさの音であっても音の高さが違うと、違う大きさの音と錯覚します。
低音好きの方は納得できるのではないでしょうか。

どんな楽器がどんな音域に属しているのか特徴を大まかに掴んでおくとイコライザーも調節しやすいのでおさえておきましょう。

低音(100Hz以下)

・バスドラム
・ピアノ・エレキベース・エレキギター・チューバ・トロンボーンの低い音 など

中音(100~1KHz)

・ピアノ・バイオリン・フルート・ピッコロの中音域 など
・エレキベース・エレキギター・チューバ・トロンボーンの高い音 など
・テナーサックス・クラリネット・アルトサックス・トランペット・スネアドラム など
・男性・女性ボーカル

高音(1KHz以上)

・ピアノ・バイオリン・フルート・ピッコロの高音域
・ハイハット・シンバル など

代表的なイコライザーの設定3種

設定の基本は必要な音を上げず不要な音を下げる

イコライザーの調整でまず最初に試していただきたいのは強調したい音以外の必要のない音を下げることです。
元の曲やオーディオ機器の個性を殺してしまわないよう、基本は音を下げて調整しましょう。
強調したい音をブーストしすぎると、潰れて聞こえなくなる音が出てきて籠った印象になりがちです。

とはいえ、ついつい低音が欲しくなる気持ちは私もわかります^^;
自分好みのお好きなチューニングパターンを見つけて楽しみましょう。
ここでは有名なイコライザーの設定をご紹介します。

フラット型

イコライザー フラット型
イコライザーの調整を全くいじらない、もしくは少し右肩下がり(高音を少し減衰)させます。
最も音源に近い音が出る設定というよりは、最もお使いのオーディオ環境の個性が出る設定と捉えましょう。
シンプルな設定なので、フラット型を自分の中の基準値として小音量と少し大きな音量の印象を覚えておくと後述する設定との違いもわかりやすいです。
案外イコライザーをいろいろいじるよりもフラット型が一番良かったという場合もあるでしょうし、曲によってはそうでない場合もあるでしょう。
自分の音を探究して見つけていくのがオーディオの醍醐味ですね。

ドンシャリ型(オーソドックス)

イコライザー どんしゃり型
低音域と高音域を少し上げている設定です。
低音域が「ドン」、高音域が「シャリシャリ」というオノマトペから名前になったようです。
中音域のボーカルなどの音は目立ちませんが、低音と高音が際立ち、ドラムやリードのメロディなどバックの演奏がよく聞こえるメリハリのある印象になります。
アメリカ人はドンシャリ型好きが多いらしく、一般的にロックやジャズと相性が良い設定と言われています。
ドンシャリはずっと聞いていると耳が疲れるという意見もあります、たしかに。
若者向けの手軽なコンポにもドンシャリ型はよく使われています。

ドンシャリ型(パーフェクト)

ドンシャリ型には派生系の「パーフェクト」と呼ばれる設定もあります。
こちらは聴覚では認識しづらい超低音域を若干下げます。
なので上の画像だと山が2つできるようなイメージの設定です。
超低音域を減衰することによって、超低音域が被さって中和されこもって聞こえていた高音がクリアに聞こえるようになります。
あらゆるジャンルの音楽とも相性が良い、まさにパーフェクト!と言われています。

ドンシャリ型(イヤガズム・エクスプロージョン)

さらにこのパーフェクトに一味加えた「イヤガズム・エクスプロージョン(Eargasm Explosion)」という設定もあります。
爆発するくらい耳が気持ちいい!という設定です(笑)
イヤガズム・エクスプロージョンはパーフェクトの2個目の山の頂点を少し下げます。
私も試してみましたが、フラットはこんなにこもっていたのかと感じるくらい大袈裟ではなく音が生き生きと聞こえました!

かまぼこ型

イコライザー カマボコ型
かまぼこのような大きな山が一つのドンシャリ設定とは逆張りの設定です。
ボーカルの歌声を楽しみたい、弦楽器の音を聞きたい、ちょっと高音がキツいというときにおすすめです。
安定感のある柔らかい耳に優しい音色になります。

ドンシャリ派、かまぼこ派、いやいや私は低音派!
好みが別れるところではありますが、気分転換にたまにイコライザーをいじってみるのも、馴染みの音楽が新鮮に聞こえておもしろいです。

これらの型はスピーカーの設計(個性)にも当てはまります。
お使いのスピーカーがフラット型かドンシャリ型かカマボコ型かわかっていると、イコライザーでその個性を補正してフラットにしたり、より目立たせることもできます。

音がイマイチ?買い換える前にイコライザーをチェックしてみよう!

いかがだったでしょうか、このようにイコライザーを少し調整するだけで音色の印象はかなり変わってきます。

お店で試聴したときと家でセッティングしたときの音が少し違う
やっぱりもう少し上のグレードを頑張ればよかったかな?
他の機器と相性が良くないかもしれない、前のに戻そうか、買い替えようか…

お金をかけて音を作る前に、スピーカーの位置や電気が正常に伝わっているかメンテナンスを含め、ぜひイコライザーの設定を確認してみてください。

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