スイスのハイエンドオーディオ「soulution(ソウリューション)」について
(サムネイル画像引用元:https://soulution-audio.com/のスクリーンショット)
「ハイエンドオーディオに囲まれて癒やされる日々を送りたい」そう思っている方も少なくないのではないでしょうか。
実際に、音楽というものはときには私達を元気づけてくれたり、癒やしてくれたり、現実とは違う世界へと連れて行ってくれる数少ないものです。
ハイエンドオーディオが大好きな方なら聴いたことがあるとは思いますが、今回はスイスの超高級オーディオの「soulution(ソウリューション)」に関する記事です。
当サイトをよくご覧になっている方の中には「これまでさまざまなハイエンドオーディオを試してきたけど、まだsoulutionには手が出せていない」「soulutionの圧倒的な魅力を知りたい」といった方も当然いらっしゃるかと思います。
そんなハイエンドオーディオの極とも呼べるsoulutionが一体どんなに素晴らしいブランドなのか、他のメーカーとはどのような違いがあるのか等をご紹介します。
目次
soulution(ソウリューション)とは
soulutionは、冒頭部分でもお話したとおり、2000年に創設された比較的新しいブランドです。
上品かつ自然な音楽の美しさをしっかりと表現してくれるsoulutionですが、実は1956年に創設された電気工学部品や電機モーターなどを製造しているスイスの会社「シュペモット社」がこれまでに得てきた知識や技術をふんだんに取り入れたハイエンドオーディオブランドを作りたいという思いから、2000年に新たに設立したハイエンドオーディオブランドなんです。
歴史も実績もあるシュペモット社が製造しているハイエンドオーディオブランドですから、当然音質の良さやデザイン性の良さなどは瞬く間に注目を集め、マニアの間では非常に人気のあるブランドとなっています。
soulutionならではの特徴
soulutionにしかない特徴は一体なんなのでしょうか。
ここでは、soulutionの特徴をわかりやすくご紹介します。
音質だけでなく、視覚でも楽しめる工夫が施されている
soulutionの最大の特徴として「音質だけではなく見た目にも非常にこだわっている」というところがあげられます。
soulutionは「音楽がもつ自然な豊かさ」をできる限りそのまま表現することをモットーとしてさまざまなアンプを製造していますが、そのモットーはデザインにも生かされています。
海外メーカーといえば、どちらかというと少し派手なデザインのアンプが多いイメージですよね。しかし、soulutionのアンプには、どこの環境にも馴染みやすいシルバーを基調としたヨーロッパ風のデザインが採用されています。
どこの環境にも馴染み、音楽のありのままの良さをいきいきと表現するためにここまでデザインにこだわっているメーカーはそう多くはありません。
高品質ゆえに高音質が楽しめる
soulutionの大きな魅力のひとつとして「高品質」なところがあげられます。高品質と一口にいっても、soulutionはやはり他のブランドとはレベルが違います。
soulutionのステレオパワーアンプ「701」には「デュアル・モノラル構成」と呼ばれる左右のチャンネルの干渉をできるだけ少なくさせる機能を搭載しています。このデュアルモノラル構成を取り入れることにより、信号経路内の部品を限りなく少なくすることに成功し、その結果歌手の息遣いなども自然に聞こえるようになっているんです。
その他にも、プリメインアンプ「330」には、スイッチング電源が4基搭載されているため1200VAの供給に対応可能となっています。
その結果、総容量160,000μF以上ものフィルターコンデンサーの搭載に成功し、このスイッチング電源によってプリメインアンプとは思えないほどのシュッとすばやく音を出す瞬発力と、止まるときにはしっかりと止まることのできる制動力のある再生・停止をすることが可能となっています。
さらにsoulutionの「701」には、従来のNFB回路を用いていません。
アンプの部分には「ウルトラ・ハイバンド・モジュールアンプ」という特別な技術を採用し、その結果一定の温度で駆動することが可能となったため、0-1MHz/-3dBといった驚異的な周波数や0.001%以下の想像を絶するくらいの低歪みを実現させました。
比較的故障しにくい
「701」には、動作に極力支障をきたさないようにするために過大入力や過電流、加熱といった故障の原因となるものを常時モニターする機能が搭載されています。
このように、できる限り故障等を防ぐための工夫が施されているため、比較的安心して、長期間愛用し続けることができます。これは、高い技術をもつsoulutionならではの仕様ですね。
soulutionと他ブランドの違いは?
私の主観ではありますが、soulutionと他メーカーの違いをご紹介します。
LINN(リン)との違い
LINNは誰もが認める超ハイエンドオーディオブランドですが、美音を保ちつつしっかりとしたやや迫力のある音を鳴らしてくれると有名ですよね。LINNのオーディオ機器をすべて揃えることのできる方は非常に限られているかと思いますが、LINNは値段に見合うだけの高音質なハイエンドオーディオ機器です。
soulutionと比べて、音にやや重厚感があります。LINNのすごいところは、歌手の声を自然に保ちつつ、迫力をだすことができるところですね。また、ピアノの低音などが特によく響くため、クラシックなどを聴く人向けかもしれません。
soulutionと比べて、LINNのほうが楽曲や歌手の良さをそのまま保ちつつ、ごくごく自然に迫力や重厚感を出してくれるという印象が強いです。
ROKSAN(ロクサン)との違い
高音質なものを比較的リーズナブルな価格で提供するなど、他メーカーとは全く異なる雰囲気を醸し出しているやや異色のROKSAN。
ROKSANのサウンドは、上品かつ迫力のあるサウンドが特徴的ですが、soulutionには上品さは非常にあるのですが、ROKSANほどの迫力はありません。
ROKSANも原曲に限りなく近い自然なサウンドを鳴らしてくれるのですが、その中に迫力をさりげなく加えてくれます。
soulutionに比べて、ROKSANのほうが楽曲に迫力のあるサウンドを鳴らしてくれるという印象が強いです。
soulutionにはROKSANほどのパワフルさはありませんが、非常に上品なサウンドを鳴らしてくれるため「みんな違ってみんないい」という感じでしょうか。
Accuphase(アキュフェーズ)との違い
「美しい音を鳴らす」と有名で国産メーカー、Accuphase。ソウリューションの音の美しさと、Accuphaseの美しさは全くの別物です。
使用するスピーカー等や環境によって異なる可能性はありますが、Accuphaseの音のほうが、soulutionにくらべて、ひとつひとつの音がハッキリとしています。
また、人によっては「Accuphaseよりもsoulutionのほうが音全体に重みがある」と感じる方もいるでしょう。Accuphaseが全体的な音の雰囲気が軽めであるため、soulutionの音がそのぶん少し重みのある感じに聞こえる場合があります。
soulutionの音はとにかく上品なのですが、Accuphaseはあくまでも「美音」といった感じで、上品さでいえばsoulutionのほうが上といえるでしょう。
ESOTERIC(エソテリック)との違い
サウンドに艶と立体感を自然にプラスしてくれ、ボーカルを主に聴くファンに支持されているESOTERIC。
ESOTERICの大きな特徴は、サウンドに艶と立体感をもたせつつ、原曲に限りない音を鳴らしてくれることです。soulutionでは、エソテリックほど自然に艶などをサウンドに添えてはいない印象です。
また、ESOTERICの音は比較的やわらかくて安心感があります。一方、soulutionは、安心感というよりかは上品さと自然さを与えてくれる感じになります。
ESOTERICの場合、クラシックやオーケストラが、迫力があるサウンドというよりは綺麗なサウンドといった感じになりますが、soulutionの場合は、クラシックやオーケストラはその楽曲の良さをごく自然に表現してくれます。
McIntosh(マッキントッシュ)との違い
ジャズ愛好家が「ジャズを聴くならMcIntosh」と口をそろえるくらい、ジャズ好きから圧倒的な支持を得ていますね。
音全体の雰囲気は、少しソウリューションに似ています。ですが、環境と使う機器によっては、McIntoshは音全体が少し軽い印象を受けるかもしれません。音の重みなどについては、soulutionのほうが勝っている印象です。
迫力も、環境によって異なるとは思いますが、McIntoshよりもsoulutionのほうがグッと音に重みがありますね。
DENON(デノン)との違い
「シンプルかつストレート」と定評がある国産メーカー「DENON」。
soulutionに、全体的な雰囲気は少し近いかなという印象です。ですが、soulutionのほうが音に重みや厚みがあります。
また、DENONの場合環境や使う機材によって異なる可能性はありますが、高音域が少しキツく感じる方がいらっしゃるかもしれません。特に、ピアノの高音がよく響きます。
soulutionはあくまで「美しい」「自然」といった意味合いとして「音の粒が揃っている」ため、高音域がキツク感じるなどといったことは比較的少ないでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。今回は、soulutionの魅力を解説してみました。
先進的なデザインと技術、上品で自然な音を楽しめるsoulutionは今後も注目のメーカーでね。
この記事を読んで「今持っているハイエンドオーディオ機器を処分してsoulutionに癒やされてみたい!」と衝動的に感じた方は、ぜひオーディオランドにご相談ください!
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