Tannoy (タンノイ)人気のスピーカーはAutograph(オートグラフ)やWestminsterだけじゃありません。ABCDシリーズ誕生とタンノイの歴史

 

TANNOY(タンノイ)といえば、伝統的な技術を大切に同軸ユニットのスピーカーを作り続けていますが、自分達の伝統を強く意識し守り続けてきた歴史があります。そんなタンノイの歴史をしっかりと見つめた製品といえば、「レガシーシリーズ」。今回のブログでは、タンノイの歴史とレガシーシリーズの誕生についてご紹介させていただきます。

タンノイの歴史

1926年、イギリス・ロンドンでガイ・R・ファウンテンがラジオ用整流器の製造会社を設立。
1928年、当時の整流器に使われていた合金 「タンタロム・アロイ」に由来し、社名を新しく「タンノイ」に変更。
1933年、現在のハイファイスピーカーの基本となる2ウェイスピーカーを開発。
1947年、デュアルコンセントリック・ユニットの原形を完成。この革命的な技術はタンノイの代名詞となりました。
1953年、デュアルコンセントリック・ユニットを使用した初の家庭用スピーカー「オートグラフ」を発売。1つのスピーカーで音を聴く「モノラル」が定番だったこの時代に、”家庭でコンサートホールを再現する”というコンセプトでリリースされたオートグラフは、当時の音楽業界に一大旋風を巻き起こしました。

 


(オートグラフ)


その後、オートグラフの概念を継承し、少しばかり小型化した「G.R.F.」を発表。モデル名に創設者のイニシャルを付けたこのスピーカーは、世界中のオーディオ愛好家に称賛を受ける銘記となりました。

1974年、高齢のガイ・R・ファウンテンは体調不良で引退。米国のハーマン・インターナショナル・インダストリーズ(Harman International Industries, Incorporated)にタンノイを売却しました。
その後、オートグラフやG.R.F.の複雑な筐体を製作してきた職人の減少やアルニコの安定供給が厳しくなったことが合わさり、タンノイ精神とは別の方向の製品が生産されていくことになります。こうしたなかで古くからタンノイを支えてきたスタッフ達は失望を経験します。
しかし、タンノイは信念を守り抜きました。
ついに1978年、ノーマン・クロッカー氏を中心にした新経営陣がタンノイを買い戻したのです。

 


(ウエストミンスター)


1981年、「GRFメモリー」で職人技が復活。1982年の「ウェストミンスター」ではオートグラフ伝統の大型バックロードホーンが復活しました。そして1988 年にはアルニコマグネットを搭載した「カンタベリー」によって誇り高いタンノイの伝統が完全復活しました。

 


アーデン、HPDユニット

ABCDシリーズの誕生

レガシーシリーズの誕生を語るには欠かすことの出来ない「ABCDシリーズ」。ABCやABCDEシリーズなどとも言われていますね。では、まずABCDシリーズが生まれた70年代の話から始めましょう。
当時タンノイは、複雑なエンクロージャーを手がけていた職人不足、工場の火災、さらに創始者のガイ・R・ファウンテンの体調悪化など、次から次へと災難にみまわれて危機的状況に陥ってしまいます。そうして1974年に米国のハーマン・インターナショナル・インダストリーズに持ち株を売却することになったのです。そんな状況のなかでも、タンノイ精神を失わない為に誕生したのが「HPDユニット」でした。HPDは“High Performance Dual”の頭文字をとったもので、タンノイの伝統的な同軸2ウェイ・ドライバーユニットの高性能さを表現していることが分かります。このユニットを使って一から再スタートしようという気持ちを込めて1976年にABCDシリーズが発表されました。

『ABCDシリーズ』
・A 「ARDEN」(アーデン)
・B 「BERKELEY」(バークレー)
・C 「CHEVIOT」(チェビオット)
・D 「DEVON」(デボン)
・E 「EATON」(イートン)

 

復刻レガシーシリーズ

最近の話にはなりますが、2015年、経営者が変わったタンノイは経費削減と開発投資の方針により2016年の4月にスコットランド工場を閉鎖すると発表しました。
ところが、この発表が世界中のオーディオ愛好家に大きなショックを与えます。そして多くの批判の声を重く真剣に受け止めた経営者は、タンノイといえばUKスコットランド生産という独自性を再認識し、9月にこの方針を公式に取り消しました。
そして、スコットランド工場の継続を支える新製品開発のために世界中のオーディオファンや販売店に「最も復活して欲しいモデル」を募ったところ、多くリクエストが上がったのが「レガシーシリーズ」でした!
ちなみに、約70名いた工場員の中には、1970年代からタンノイのスピーカーを製作し続けている方もいらっしゃり、その方々が40年の歳月を経てもう一度憧れの機器をお客さんからのリクエストで作れるということは、とても大きな活力となったそうです。

 

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