【B&W】いよいよD4シリーズ販売開始。801も復活しますが800D3との違いはいかに??

画像引用元:AUDITORIUM

バウアース&ウィルキンス(B&W)からフラッグシップスピーカー「800 Series Diamond」の第4世代の販売がスタートしました。

800シリーズは、B&Wのトップエンドであり、いわばスピーカー世界の「王様」。
そんな800シリーズがフルモデルチェンジし、さらに創業者ジョン・バウワースが作った伝説の型番『801』を復活させたというのですから、オーディオファンとしては期待が高まります。

さて、今回の記事では「800シリーズの違い」にフォーカスし、新シリーズの「801D4」の魅力を探っていきたいと思います。

 

 

B&Wの歴史                                                                

ご存知の方も多いかと思いますが、B&Wの誕生は第二次世界大戦後に創業者であるバウワースと友人ウィルキンスと共に『Bowers&Wilkins』という電気店をオープンしたのが始まりです。

バウワースは当時の音響機器のクオリティーに失望し、電気店の裏でスピーカー・システムを自らの手で組み立てていました。その評判は高く、バウワースのファンの一人であった老婦人が遺書で贈与した資金により、B&Wは法人として誕生しました。それが1966年のことです。

同年、B&Wは初となるスピーカー「P1」を制作。「P1」の収益は事業に再投資しながら、バウワースは更なる高みを目指すべく研究を続けます。そして1968年に家庭用モニターDM1とDM3を発売。1970年には曲線のキャビネットが採用されたDM70をリリース。1976年にDM6。1977年にはツイーターをキャビネットから解放し「トゥイーター・オン・トップ」デザインの始まりとなったDM7が発売されました。

そして1979年、遂にあの伝説的スピーカー 「801」が完成したのです。801はビートルズで有名なアビー・ロード・スタジオをはじめ、世界中のクラシック音楽レコーディング・スタジオの標準スピーカーとして採用されました。B&Wは世界のトップスピーカーブランドとして高い評価を獲得し、歴史に名を残した初代801は、今もなお世界中のオーディオファンから愛され続けています。

800シリーズの系譜

1979年、伝説の801が世に出た後、1987年に初めて「Matrix」を導入したスピーカー「Matrix 801」を発売。
1998年に「ノーチラス800」シリーズ、2005年にツイーターをダイヤモンドに変えた「Dシリーズ」が制作されました。
800シリーズD3が発表されたのは2015年。
それから実に6年ぶりとなるフルチェンジを果たしたのが、これからご紹介する800シリーズD4です。

 

 

画像引用元:ステレオサウンドオンライン

第4世代800シリーズラインナップ

まずは「第4世代800 Series Diamond」(800D4)のラインナップを見ていきましょう。

何と言っても伝説のモデル名801を復活させた「801 D4」が最上位機。
次に、3ウェイのフロア型「802 D4」、「803 D4」、「804 D4」と続き、最もコンパクトな2ウェイのブックシェルフ型「805 D4」がラインナップされています。
加えて高性能センターチャンネルスピーカーとして「HTM81 D4」と「HTM82 D4」のご用意があります。

 

800シリーズD4と800シリーズD3の違い

まずは、大きく進化した2ウェイ機の「805D4」と3ウェイ機の「804D4」に注目しましょう。

2ウェイ機の「805D4」

 

従来は、筐体の後ろ側に湾曲合板を配置し、前面にフラットなバッフル板を組み合わせていましたが、「805 D4」と「804 D4」では、上位モデルと同じように、前方が湾曲合板、背後がフラットなバッフル板というリバースクラップに統一されました。

 

リバースクラップキャビネット

 

内部のマトリックスも、第3世代の804と805はMDF材で作られていましたが、第4世代では積層合板へと変更され、曲げ強度が約2倍に強化されています。背面はヒートシンク機能を兼ねたアルミニウムプレートへとアップグレードしています。

 

鋳造アルミニウムのトッププレート

 

次に、ツイーターが乗っている天板部分も木製から鋳造アルミニウム製になったことで、剛性が高まり静粛性がさらにアップ。アルミプレートの上には上質なコノリーレザーが貼られ、音の反射が考慮されています。

ツイーターのチューブローディング・システムの長さにも注目です。D3シリーズの804と805は、上位モデルよりもチューブが短かったのですが、D4シリーズでは全モデルが同じ長さに統一されました。

 

バイオミメティック・サスペンション

 

そして大きく進化したのが、ミッドレンジです。従来では、FST(フィクスド・サスペンション・トランスデューサー)と呼ばれる構造を採用していましたが、D4シリーズではミッドレンジ・ドライバーのダンパーが進化し、「バイオミメティック・サスペンション」が採用されました。このバイオミメティック(生物模倣)サスペンションは、なんと完成までに8年もの歳月を費やしたそうです。この特異な形状により動作感度が抜群に向上しています。また、特許出願中の特殊な樹脂を利用することで、経年変化や動作中の力の偏りを解決していると言います。

ミッドレンジは磁気回路も進化しました。D3シリーズでは、磁気回路の中央にのみショートリングを配置していましたが、D4シリーズでは外側にも配置した方が効果が上がるとして、ショートリングを内側と外側の両方に配置しました。


さらに最上位モデルの801D4では、ミッドレンジの磁気回路という大きなパーツに、豪華にも純銀を使用しています。銅を使用せず純銀を採用したことにより、電気抵抗の低減、電流歪みの抑圧効果が一層高まりました。

 

 

エアロフォイル・コーン技術を使用したウーファー

 

次は「ウーファー」を見ていきましょう。ウーファーには、カーボンファイバー織布を表裏に配置し、コア素材の厚みを最適化することで低質量かつ高剛性を高めた「エアロフォイル・コーン」を採用しています。より歪みが少ないクリーンな低音域を実現するために、発泡材を用いたアンチ・レゾナンス・プラグを追加しました。

801から804のウーファーでは、時期回路の性能もアップしています。これまでの最上位モデルは、安定感を重視してダブルダンパーが採用されていましたが、第4世代の最上位モデル801は、ダブルダンパーからシングルダンパーに変更。D4シリーズではミッドレンジの反応が高まった為、それに適合するようシングルダンパーとなっています。

805 D4のウーファーでは、ボイスコイルボビンをアルミからガラスファイバーに変更。導電体ではないガラスファイバーを使用することで渦電流の発生を防いでいます。

ラストに、805と804は、スピーカーターミナルの配列も変更しています。これまでは二段の構成で、上段にツイーター、下段にウーファーと並んでいましたが、全モデルが横一列の配列となりました。これは接続時のケーブル問題の声を聞いての改善だそうです。

 

音を聴いてみよう!

いかがでしたでしょうか。
今回は進化した800D4シリーズの特徴、従来との違いをご紹介させていただきました。
が、最後はやはり実際に音を聴いてみたいですよね。

・ブックシェルフ型の特徴を活かし広大な音場が楽しめる「805D4」。

・どっしりとした迫力ある低域と、フロア型であっても805D4の特徴を備えた「804D4」。

・力強く抜群に端切れが良い音がさらなる広大な空間に響き、本格的なフロア型の存在感が漂う「803D4」。

・音全体の解像度が格段に上がり、迫力と同時に微細な音までもありありと体感出来る「802D4」。

・これまでのモデルとは別次元。空間を圧倒する力強さ、興奮、そして感動をもたらす「801D4」。

文面では味わえない音場を是非一度体感していただければと思います。

 

最後に、、
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