インシュレーターでオーディオの音の変化を楽しむ。今更聞けない「インシュレーター」の楽しみ方
画像引用元:ステレオサウンドオンライン
ご自宅のスピーカーの音質を「もっと向上したい。」とお考えですか?
オーディオの分野で『インシュレーター』といえば、オーディオ機器と設置面の間に挟むアクセサリーのことですが、このインシュレーターを使うと費用をあまりかけず簡単に音質向上が期待できます。
今回は、お手軽に音の変化を楽しめる『インシュレーター』に関してご紹介させていただきます。
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インシュレーターとは?
まず、インシュレーターとは「insulate(絶縁する)」という英語が元となった言葉です。
オーディオ世界では、音が伝わるときの『振動を遮断するもの』を意味しています。
音は、空気が振動することで響きます。そして、音を出すスピーカーはスピーカーユニットを動かして空気を振動させています。同時に、スピーカーの筐体も振動するので、スピーカーと触れ合っている棚などにもその振動が伝わります。すると、その棚の振動がスピーカーに反動し音が干渉し合うため、音質が低下してしまうのです。
そこで!インシュレーターの出番です。
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インシュレーターの使い方
設置場所
インシュレーターは、「スピーカーと設置面の間」に挟みます。これにより、スピーカーから発生した振動を設置している棚などに伝わりにくくし、ノイズの原因となる不要な振動を防ぎます。
結果的に、スピーカーを棚などにそのまま置いた時よりも音質が向上。
インシュレーターは、スピーカーだけでなく、パワー・アンプやケーブル、CDプレーヤーなどにも使用出来ます。特に、CDプレーヤーやレコードプレーヤーは、CDを回転させるモーターから振動が生まれるため、インシュレーターの使用がおすすめです。
置き方
インシュレーターの置き方は、一台のスピーカーに三つのインシュレーターを使用するのが一般的です。
スピーカーの前方両端に一点ずつ、後方中心に一点置くと安定します。
アンプなど重量のあるオーディオ機器に使用する場合は、四点でしっかり支えると良いでしょう。
インシュレーターの種類
素材
インシュレーターには、さまざまな素材と形状があります。まず、素材には木材、金属、樹脂、ゴム、これらが混合したハイブリッドタイプがあり、素材によっても音質が変化すると言われています。
例えば、ウッドタイプのインシュレーターは柔らかく温かみのある音。
金属製のものはクリアな音というイメージです。
形状
次に、形状には立方体のキューブ型、先端の鋭いスパイク型、円柱型などがあります。
設置面の大きなキューブ型は、振動を適度に吸収することで、音全体を程よく調整するという特徴があります。
対して、設置面が小さいスパイク型は、振動をしっかり抑えるのが特徴です。
このようにインシュレーターにも様々な特徴がありますが、どのタイプを使用するにしても、お持ちのオーディオ機器や設置場所、棚などの素材、インシュレーターの置き方によっても音は大きく変化するので、高価なアクセサリーを購入する前に、まずはお手軽なものを試してみるのがおすすめです。
実際に試しながらお好みの音を発見するのも良いかもしれませんね。
早速、試してみよう
インシュレーターを使って工夫することで、音はどんどん変化します。
まずは身近な素材を挟んでみて、音がどんなふうに変化するのか試してみてはいかがでしょうか。
誰でもお手軽に試すことができるインシュレーター。ぜひその効果を楽しんでみてください。
オーディオランドのスタッフは全員、ハイエンドオーディオの専門家です!
日頃、お客様よりオーディオに関するご質問やお話を聞けることが楽しみの一つ。
こんなインシュレーターで音が変わったなど、皆様のお話を聴けるのを楽しみにしています♪
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寒さが本格的になってきましたので、ご自愛ください(^^)